si-sounds 1st Album「nostalgia」感想

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[追記]この記事では足りなすぎて後日追加記事も書きました.こちらから.

今回のM3のいちばん大きな戦利品を聞かれたら間違いなくこのアルバムだ.si-soundsくんはBGM作成などで幅広く活動するサウンドクリエイター.初めての全曲新規書き下ろしだそうで,その期待に十分に応えた完成度の高い1枚.

歌モノ至上主義な私がこんなにインストの彼をプッシュするのは,彼の曲がことばでは伝えられない領域を表現してくれるからだ.まさにピアノで語る男.

nostalgia特設サイトはこちらから

01. introduction

単調なピアノをベースとして展開していく.聞いてて広がる世界は幼い時の公園.というのも,きゅいーって音(何かはわからん)がなんとなくブランコやシーソーを想起させるから.伴奏に寄り添うマリンバの音の使い方がさり気なくもアクセントになっていてすごくいい.マリンバはなんとなくメロディ側の楽器と思い込んでいたからちょっと驚いた.終わった時にちょうどリアルで神戸空港から飛んでいく飛行機の音が聞こえてドエモだった(曲関係ない).

02. forest

いやこの中盤のピアノの高音の使い方はずるいでしょ.扱いはメロディ,しかし打楽器のような鳴らし方がされている(打弦楽器だしさもありなん).ピアノは音域が広い分なんでもピアノでやろうとするとほかの楽器とぶつかって装飾過多になると思ってたけど,うまく混じりあってる.オクターブで少しずらしているのも要因かもしれない.曲名は森だけれど,心地よくフルートや弦が寄せて返してくるので,私は海や港が思い浮かんだ.

03. ruins

キラキラしたシンセがピアノやギターの生音系楽器と合わさって,星がきらめくような1曲.おやすみ前に聞いたらいい夢が見られるやつだ.母親の読み聞かせをうっとり聞いている感じ(私は自分で読むのが好きだったから読み聞かせをやってもらった記憶はないが).短い尺ながら,焦りや物足りなさを感じさせない.

04. nostalgia

表題曲.ここまでの曲に比べてしっかり低音(チェロ?)が入っている.メインメロディもストリングス.気持ちは森なんだけど,それもNHKのドキュメンタリー映画で見られるような……あっ景色は森というよりNHKだ.幼い頃に教育テレビを見ていた感じ(リスとか鳥の映像がね……).音はアルペジオでそこそこ動くけれども,3拍子なのでゆったりと聞ける.

05. to the end

ディレイを大胆に効かせた冒頭に驚かされる(ここまで催眠効果抜群だったため).わくわく感に溢れた作品.ポケモン映画だと伝ポケが走っているのを追っている感じ.ポケモンを見ている時のノスタルジー(※個人の感想です).ひとつひとつのバースの中では大きな展開は少なくやや単調とも捉えられるが,パートの切替がマメで飽きさせない.最後のリバースが王道なんだけどマジでかっこよくて電車の中で聞きながら暴れそうになった.

06. what I found

トリにして初めてドラムのしっかり入った曲.そのせいか都会のプロモーションビデオ感がある.冒頭の雨の音に人の気配を感じるので,恐らくサンプリングしに行ったのでしょう.前半と後半で同じメロディを繰り返すけど,雨音の有無,楽器の構成やオクターブ違うというだけで全く違った印象になって面白い.前半の切なさ,後半の前進感で2度美味しい.

昨日のブログでも書いたようにsiくんとは偶然巡り合った.のちに彼は同い年であることがわかったので,私の主宰しているコンピレーション「はたち+1コンピ」にスカウトして曲を寄せてもらっている.


はたち+1コンピはイベントでの販売のほか自家通販しているので問い合わせいただきたい.

なおnostalgia収録5曲目の「to the end」はこちらからフルで試聴できる.このアルバムは後日通販も開始されるそうなので,今後の彼の活動も含めて要チェック.

→[2018-05-05追記]通販はじまりました!

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si-sounds 1st Album「nostalgia」感想 [追記]

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